On The Shoulders Of Giants(巨人の肩にのって)
On The Shoulders Of Giants
世界的なバンド、ブラックダイクバンド(Black Dyke Band)が演奏するのは、Peter Graham(ピーター・グレイアム)のOn The Shoulders Of Giants(巨人の肩にのって)です。
曲の解説によると、ニュートンが「私がかなたを見渡せたのだとしたら、それはひとえに巨人の肩の上に乗っていたからです。(If I have seen further it is by standing on the sholders of Giants.)」からきているとのこと。これは、数々の先人達が積み重ねた知恵(巨人)の元に、現在の我々があるのだ。という偉大な先人達の功績を称えた上で、今後の進歩に繋げていく、という意味があります。
そのタイトル通り、この曲は、偉大な金管楽器に関わる音楽家を称え、その先を見据えていく内容となっております。シカゴ響の金管セクション、アメリカのジャズプレイヤーであるマイルス・デイビスとドミー・ドーシー、スーザーバンドのクラークらの名手達への敬意が込められているそうです。そう考えていくと、序盤のオーケストラのファンファーレや、中盤のJazzyなセクション、後半の超絶技巧なども頷けます。(曲の解説はバンドパワーの商品説明ページに詳細が書かれています。)筆者には、今後のさらなる音楽の進化を見据えて、フィナーレに向かっていくようすも素晴らしいです。
それにしても、この曲はまさに、偉大なブラックダイクバンドにふさわしいですね。162年前に創立とあるのですが、日本はまだ江戸時代ですね笑 ここまで歴史のある金管バンドも世界中探してもそうそう見当たらないでしょう。今後ブラックダイクバンドも、偉大な先人の仲間に入ることは間違いないでしょう。ブラックダイクバンドについては、また別に記事を設けます。
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