セルマー シリーズⅡ アルトサックス (SELMER SA80 Iⅱ)
Saxと言えばセルマー。セルマーと言えばMark Ⅵ!くらいなイメージはありますよね。最近では、AXOSというモデルを出して話題になっていますが、現代のセルマー吹きに多く吹かれているモデルは、シリーズⅱと呼ばれるものなのではないでしょうか? ということとで、今回はあえて、最新モデルではなく!,,, Selmer SA80 Ⅱ(所謂シリーズⅡ)のレビューないし演奏動画をまとめてみました。
これは、シリーズⅡとヤナギサワA-WO10との比較。これを見る限り、ファットな音でも響き負けない、パワフルな楽器に聞こえるが、シルバーだからだろうか。
Siries Ⅱ、Ⅲ、そしてヤマハ875EXとの比較。コントロール性は、Ⅱ<Ⅲ<875EXだろう。Ⅱが鳴りきれていないように感じるのは、多くの息を入れないと鳴ってくれない楽器なのかもしれない。面白いのが、ヤマハは周りを響かせているように聞こえるのに対して、セルマーはどちらともダイレクトな音に聞こえる。ユーフォとトロンボーンくらいの違いがあるように見える。この傾向は、島村楽器くずはモール店の動画のシリーズでも見られる。
演奏部分は少ないが、動画によると、シリーズⅱは少し軽めでソフトな伝統的な音に対し、シリーズⅲはとっても吹きやすく表現がしやすいの旨を言っている。
(ピッチが低いですが、音質は良いです。)この動画では、シリーズⅱが響きの限界点が見えないように聞こえます。適当に息を入れてもならない楽器でしょう。(この動画の方の楽器の慣れもあると思います。)
この動画に代表されるように、少しブローノイズが入る、暗い枯れた音色で吹く方が多かったことも特徴かもしれません。
傾向として
・楽器の響きの限界点が高い
・上記の反面、パワフルな吹き方をすると楽器の特徴を活かせる。
・コントロール性は、他の楽器に比べ劣るように見える。自由な表現を行いたい場合は、パワーや技量が必要と見受けられる。
少なくとも、他の楽器と比較しても、楽に吹いたら楽器が鳴ってくれるようなタイプではありません。パワーないし、それをカバーするような技量が必要なようです。
少しでも参考になれば幸いです。以上になります。
最後までご覧頂きありがとうございます。以下記事もどうぞご覧ください。
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[…] こちらは、前回のセルマーの記事でもご紹介した方の演奏です。この方も多くのポップス曲や昭和歌謡曲をカバーしているようで、参考になります。 […]